ChatGPT仕事術

ChatGPTで仕事を効率化する方法10選|コピペ用プロンプト付き

ChatGPTは「答えを聞く道具」だけではありません。メールの下書き、長文の整理、会議メモ、提案書の骨子、営業準備など、仕事の“最初のたたき台”を作る用途と相性が良いツールです。この記事では、会社員や営業職が今日から試しやすい10の使い方を、コピペできるプロンプト付きで紹介します。

先に結論

仕事で使うときは、ChatGPTに丸投げするより「①目的 ②背景・材料 ③出力形式」を渡すのが基本です。OpenAIの公式ガイドでも、タスク、コンテキスト、望む出力を明確にすることが案内されています。最終確認は人が行い、機密情報は会社のルールに従って扱いましょう。

この記事の内容
  1. まず覚えたい3つのコツ
  2. 1. メールのたたき台を作る
  3. 2. 長文資料を要約する
  4. 3. 議事録・会議メモを整理する
  5. 4. 提案書の骨子を作る
  6. 5. 調査の論点を洗い出す
  7. 6. アイデアを複数案出す
  8. 7. 文章を短く・伝わりやすくする
  9. 8. Excel・表計算の相談をする
  10. 9. 商談・面接をロールプレイする
  11. 10. 繰り返し業務をテンプレ化する
  12. 営業職ならこう使う
  13. よくある失敗

まず覚えたい:仕事で使うプロンプトの3要素

難しい「プロンプトエンジニアリング」から覚える必要はありません。最初は次の3つを入れるだけで十分です。

【目的】何をしてほしいか 【背景・材料】相手、状況、元データ、制約など 【出力】箇条書き/メール/表/文字数など

たとえば「営業メールを書いて」だけではなく、「既存顧客への打ち合わせ日程調整。候補日は3つ。丁寧だが堅すぎない。250字以内」と渡すと、実務で修正しやすい下書きになります。1回で完璧を狙わず、「もう少し短く」「結論を先に」と追加で直していくのも有効です。

1. メールのたたき台を作る

メールは、文章そのものより「ゼロから書き始める」部分に時間がかかりがちです。相手・目的・要点・トーンを渡して、まず80点の下書きを作らせる使い方が向いています。

取引先への日程調整メールを作ってください。 目的:来週の打ち合わせ候補日の確認 候補:火曜14時、水曜11時、木曜16時 相手:既存取引先 トーン:丁寧だが堅すぎない 条件:結論を先に、250字以内

生成後は、固有名詞・日時・敬称を必ず確認してから送信します。

2. 長文資料を要約する

「短くして」だけでは、必要な情報まで消えることがあります。誰が読むのか、何を残すのかを指定するのがポイントです。

以下の文章を上司への報告用に要約してください。 ・最初に結論 ・重要ポイント3つ ・数字は残す ・リスクがあれば明記 ・次に確認すべきことを1つ 【本文】 ここに文章を貼る

資料の内容が重要な意思決定に関わる場合は、要約だけを信用せず原文との照合も行いましょう。

3. 議事録・会議メモを整理する

雑多なメモを「決まったこと」と「次にやること」に分けるだけでも、会議後の処理がかなり楽になります。

以下の会議メモを整理してください。 出力項目: 1. 決定事項 2. 未決事項 3. TODO 4. 担当者 5. 期限 6. 次回確認事項 不明な担当者や期限は推測せず「未確認」としてください。 【会議メモ】 ここに貼る

4. 提案書の骨子を作る

完成した提案書をいきなり作らせるより、「課題→原因→提案→期待効果→次のアクション」の流れを先に作ると、人がレビューしやすくなります。

法人顧客向け提案書の骨子を作ってください。 顧客:従業員100名の法人 現状:問い合わせ対応に時間がかかっている 目的:対応時間を短縮したい 提案:問い合わせ管理ツールの導入 出力:6ページ構成 各ページに「見出し・伝える内容・必要な根拠データ」を付けてください。

数値効果や導入実績など、事実確認が必要な部分は「要確認」として分けると安全です。

5. 調査の論点を洗い出す

ChatGPTは、調査そのものだけでなく「何を調べれば判断できるか」を整理する壁打ち相手として便利です。

新しいSaaSサービスを比較検討します。 調査すべき項目を、 ・顧客 ・競合 ・料金 ・機能 ・導入難易度 ・サポート ・リスク の観点でチェックリスト化してください。 最後に「意思決定に特に重要な5項目」を示してください。

価格や仕様など変化する情報は、必ず公式情報など最新の一次情報で確認します。

6. アイデアを複数案出す

企画や改善案は1案だけ出させるより、条件を変えた複数案を比較する方が使いやすくなります。

営業職向けのAI活用ショート動画企画を20案出してください。 条件: ・30秒以内 ・初心者向け ・各案に「冒頭1秒のフック」を付ける ・似た企画はまとめず、切り口を変える 最後に「実演しやすい案」を5つ抽出してください。

7. 文章を短く・伝わりやすくする

長い社内チャット、報告文、説明文の整理にも使えます。削ってはいけない情報を明示するのがコツです。

以下の文章を、意味を変えずに約40%短くしてください。 条件: ・敬語は維持 ・数字、日時、固有名詞は削除しない ・結論を先に ・重複表現を削る 【文章】 ここに貼る

8. Excel・表計算の相談をする

「何をしたいか」を日本語で説明して、関数や処理方法の候補を出してもらえます。式はExcelのバージョンやデータ形式によって変わるため、実データで検証してください。

Excelで次の処理をしたいです。 A列:日付 C列:商談ステータス D列:金額 条件: ・A列が今月 ・C列が「受注」 この条件を満たすD列の金額を合計したいです。 使える関数と式を示し、初心者向けに式の意味も説明してください。

9. 商談・面接をロールプレイする

相手役を指定すると、一人でも質疑応答の練習ができます。営業なら「価格が高い」「今は必要ない」などの反論対応を練習する使い方もできます。

あなたは慎重な法人顧客です。 私が営業担当として提案します。 質問は1問ずつしてください。 私の回答に対して必要なら深掘りしてください。 5往復後に、 ・良かった点 ・曖昧だった点 ・次回改善する質問 をそれぞれ3つください。

10. 繰り返し業務をテンプレ化する

毎週・毎月ほぼ同じ形式で行う仕事は、入力部分だけ差し替えるテンプレートにすると再利用できます。

毎週の営業報告を作成してください。 【入力】 訪問件数: 商談数: 見積件数: 受注件数: 受注金額: 失注理由: 来週の重点: 【出力】 1. 今週の結果 2. 良かった点 3. 課題 4. 来週のアクション3つ 5. 上司に相談したいこと 事実と提案を分けて書いてください。

営業職なら「商談前・商談後」で使い分ける

営業では、商談前に「顧客について何を確認すべきか」「どんな仮説を持って質問するか」を整理し、商談後にメモから課題・次回アクション・フォローメールを作る流れが実践しやすいです。

以下は商談メモです。 1. 顧客が明言した課題 2. まだ確認できていないこと 3. 次回聞くべき質問5つ 4. 次回までのアクション 5. 顧客へのフォローメール案 に整理してください。 推測した内容には必ず「仮説」と付けてください。 【商談メモ】 ここに貼る

→ 営業職がChatGPTを使うべき場面7選も見る

ChatGPTを仕事で使うときのよくある失敗

1. 指示が短すぎる:目的や相手が分からないと、一般論になりやすくなります。

2. 出力をそのまま使う:数字、固有名詞、引用、最新情報などは間違う可能性があります。重要な内容ほど確認が必要です。

3. 機密情報を無条件に貼る:顧客情報や社内情報は、所属企業のAI利用ルールや契約条件を確認して扱いましょう。

4. 一発で完成させようとする:「短く」「初心者向けに」「表にして」など、対話しながら修正する方が実務では使いやすくなります。

まとめ:まず1つの定型業務から使う

最初から仕事全体をAI化する必要はありません。「日程調整メール」「週報」「商談メモ整理」など、週に何度も発生する1つの仕事から始めるのがおすすめです。そこで自分用のプロンプトを作り、うまくいった型を別の仕事へ広げると、使い方が定着しやすくなります。

参考:公式ガイド

ChatGPTの具体的な機能や業務利用の考え方は、OpenAI公式の最新ガイドも確認してください。

OpenAI:プロンプトの基本
OpenAI Academy:日常業務でのChatGPT Work活用法

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本記事は一般的な業務効率化のアイデアを紹介するものです。AIの出力は必ず確認してください。社内情報、顧客情報、個人情報、機密情報は、所属先のルール・契約・適用法令に従って取り扱ってください。